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「ヲシテ文字」ってどんな文字?

「アオアヲ」のロゴは、ちょっと不思議なデザインだよね。実はこれ「ヲシテ文字」から取ったデザインなんだ。
縄文時代に使われていたと言われる「ヲシテ文字」を解説するよ。

「ヲシテ文字」とは

中国から漢字が伝わる前の、古代日本で使われていた文字は「神代文字(かみよもじ/じんだいもじ)」と呼ばれ、幾つか種類があるんだって。「ヲシテ文字」はそのうちの1つ。縄文時代から使われていたと考えられ、文献も残っているんだけど、まだ本物かどうかは確定されていなくて、江戸時代から真偽が議論されてるんだよ。
下の表の通り、「ヲシテ文字」は5つの母音と10の子音があって、あいうえお表にそっくりだね。音にはそれぞれ意味があって、母音と子音の組み合わせで字が作られるんだそう。「ヲシテ文字」で、あなたの名前は書けるかな?

アオアヲのロゴマーク

上の「ヲシテ文字」の表を見れば、アオアヲのロゴはもう読めるよね。記号みたいな不思議なロゴは、実は文字だったのでした!
ちなみに「アオアヲ」は鳴門の空の「青」と、たくさんのお客様と出会えるように「会う」を掛け合わせた名前。空と海とスタッフの笑顔でみなさまを癒すホテルになれるよう、願いを込めて作った名前なのです。
▶詳しいコンセプトはこちら

日本誕生は淡路島から

神代文字の話につなげて、神代のお話(日本の神話)も面白いので紹介するよ♪
「古事記(こじき)」を知ってるかな?日本最古の歴史書とされる書物で、日本列島がまだなく、神様が島を造る話から始まるんだ(日本版「旧約聖書」といったところ)。
どうやって日本の島国が造られていったかは、下のように記されています。
淡路島や四国から日本が造られていったのって、ちょっと意外だね。
一番最初にできた「オノゴロ島」は漢字で「自凝島」と書くんだって。矛先から落ちた海水の雫が、自然と塩で固まってできた島だからだそう(「自ずと凝固した島」→「オノゴロ島」なんだね)。この島は架空の島なのか実在するのか、いろいろ説があるんだけど、淡路島近くの沼島(ぬしま)が有力みたいだよ。
淡路島には「伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)」や「おのころ島神社」ほか、日本の起源をめぐる観光スポットがいっぱい。国造りの物語を読んだら、淡路島観光がもっと面白くなるよ!

鳴門と淡路島と阿波の国

「鳴門」の地名の由来は何でしょう?
どうやら渦潮(うずしお)が由来みたい。渦潮や潮流が轟音で鳴り響く海峡があるから、「ナル(鳴)ト(海峡)」と呼ばれるようになったんだって。
鳴門海峡の潮の速さは日本一なだけでなく、世界三大潮流に挙げられるほど、世界的にも珍しいんだ(他2つはメッシーナ海峡/イタリア、セイモア海峡/カナダ)。この激しい潮流が渦潮という現象を生み出しているんだよ。鳴門を訪れたら、名物の渦潮と潮流は必見!
「淡路」は「阿波」と関係ある?
「淡路」の地名の由来は「阿波への道=阿波路(あわじ)」との説が有名。でも、古事記をふまえれば淡路島の方が先にできたのだから、「阿波路」だと阿波の国の後づけになって、あべこべな感じがするね。古事記では、淡路島は「淡道之穂之狭別島(あわじのほのさわけしま)」という名前で、これを見ると「淡」=「阿波」ではなさそうなんだ。
ちなみに徳島の昔の名前「阿波」の由来は、粟(あわ/イネ科の穀物)が作られていたからで、古事記には「粟国」と記されているそう。713年の奈良時代になって、「粟」の表記を「阿波」に変えたんだって。それならやっぱり淡路の「淡」と「粟」は意味が違う気がするね(ちなみに古事記が完成したのは712年だそう)。
となると、「淡」と「粟」は❝あわ❞の音がたまたま同じだけで、時代が下るにつれて「淡道(路)」=「阿波路」の意味に変わったのかな、と思うよ。みなさんはどう考えますか?
地名の謎、よかったらみなさんも調べてみてね!
阿波(徳島)と淡路島をつなぐ大鳴門橋
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